Sweet Smell 02-03月号

2022年日本アロマセラピー学会学術総会

3年ぶりに看護師の永田江利加さんの一般演題「保育園スタッフに対する緩和ケアの実践」を支援しました。といっても、今回も研究デザイン、臨床研究施行まで全て一人で準備され、私はスライド作成・発表原稿にアドバイスする程度でした。

今年は一般演題はLIVEではなくMP4動画による事前撮影&録音を各自で行い、学会事務局へ提出し、参加者は学会数日後にアーカイブとして視聴する形式でした。なので発表中は演者がスライド右下に常に映し出される形になります(写真)。この形式は本番での言い間違いが少なくなり、発表者が納得いくまで何度でも修正できたり、オンラインにありがちな操作上でのトラブルが回避されたりするのは画期的ですが、ライブでの質疑応答がないため演者、参加者の生の反応が得られないのは不満でした。

今回も当院電カルサポート会社のアイテップの指導のもと、スライドの動画撮影に帯同しましたが、やはりなかなか満足されず数回撮り直していました。コロナが第5類になるのは感染対策的には懸念が残るのですが、いつまでもWEB学会では最近つとに指摘されるように臨場感がない上、オリジナリティに欠けるので、来年からでもせめてハイブリッド形式にして人との新たな出会い、つながりを期待したいところです。

学校指導助言

11月に中央地区学校保険研究協議会にて学校医講話を担当しました。これは通常の学校の保健委員会ではなく主管校が各校持ち回りで先生、保護者らも100名ほど参加します。4年ぶりでした。

開催地は主管校の甲東中学校体育館ではなく、隣接する旧鹿児島市立病院跡地の加治屋の杜公園内のかごしま国際交流センターでした。コロナ感染対策としての鼻うがいの必要性を講演した後、洗浄用ボトルを用いて実践したのはいいのですが、洗浄水の勢いが良すぎてスーツがびしょ濡れになりました。恒例のにおいスティックは「ひのき」を問題としましたが難問のわりにほぼ全員が正解でした。後日、学校より「この度はユニークな講演を有難うございました」とのお礼が郵送されてきました(苦笑)。

鹿児島県医師会報

5月に日本アロマセラピー学会九州地方会でオンライン講演した「新型コロナウイルスと嗅覚障害、アロマセラピー」を鹿児島県医師会報7月号に投稿し、県医ロビー「私のWeb講演活用法 〜チャット機能を用いた嗅覚機能検査〜」として掲載されました。1994年11月号:同好会「馬術に魅せられて」、2008年4月号:時の話題「嗅覚障害の認識をもっと高めて」(本稿2008年8-9月号参照)に続いて掲載は3回目でした。

看護師退職

吉村多美子さん、藤ヶ崎あけみさんが退職されました。ともに20年以上お勤め頂き、「匂いと香りのセミナー」でも頻回に手伝って頂きました。長年有難うございました。