Sweet Smell 04-05月号

1月20日午前にNHK鹿児島放送局気象キャスター(出演契約)神谷亜弓さんより「ひるまえクルーズかごしま」の気象情報の枠で花粉症についてのコメントが欲しいとの依頼の電話がありました。

当院で撮影してのVTR出演ではなくフリップ(写真・コメント)のみの出演で、放送日はなんと翌日の11:40からで急を要します。新型コロナも取り入れたいとのことで一般的に感染症、ウイルスは濁った色の鼻水に対してアレルギー性鼻炎は水っぽい透明色の鼻水であること、とにかく症状が出たら耳鼻科に早めの受診を、などの原案を夜に送りました。

翌日(放送日当日)の午前中に最終原稿が送られてきてオンエアを見たら私の顔写真の横に吹き出しで「自己判断はキケン!」「重症化する前に病院へ!」という風にアレンジされていました。テレビで視聴者にインパクトを与えるフレーズというのは、論文、学会スライド、口演での台詞とは趣が異なるものだなとつくづく感じました。

すると今度は2月2日にMBC(南日本放送)「ニューズナウ」の鮫島薫乃アナから同じく花粉症についてのオファーがありました。翌3日に当院で1時間かけて撮影したのですが、そこから日々重大なニュース(馬毛島米軍基地、指宿市長選、新体育館構想など)が続き、4回ほど放送延期になりようやく11日に放送されました。今年は西日本で花粉飛散が多いというコメントや事前撮りした鼻洗浄グッズはカットになってしまいましたが、鼻洗浄シーンと私お手製のプラカード「うがい、手洗い、鼻うがい」は放送されました。

その後KTSから新型コロナ小児ワクチンの接種状況についてのインタビューのお話がありましたが、耳鼻咽喉科よりもやはり小児科の方がいいのではと提言して丁重にお断りしました。

実は8年前TBSの生放送人気番組からも放送2日前の夜に補聴器・難聴の件でフリップ出演の打診がありましたがお断りしました。鹿児島で嗅覚を専門としている私に、全国ネット番組から難聴についての内容でどうして打診があったのか今でも謎です。

これまでに出演したテレビ番組は以下の如くです。

  • 以心伝心(平成19年KTS):医師を紹介する日曜朝の5分番組。なぜか神社参拝シーン。
  • げっきんかごしま(平成22年KTS みえかおり):嗅覚検査を中心に。撮影に2時間。
  • スーパーJチャンネル(平成30年KKB 中西可奈):舌下免疫療法。院長室でなく診察室。
  • ユメイロ(平成30年KYT 田上真澄):土曜午前の情報番組。ヨネザワ(補聴器)と共同。
  • スーパーJチャンネル(令和2年KKB 面高亜沙美):コップは免疫で中の水は抗原の例え。
  • かごにゅー(令和2年KTS 久木崎みなみ):平日午後の情報番組。認知症防止に補聴器を。
  • ※人名はインタビューされたアナウンサー、キャスター(敬称略)

今回で民放4局と国営放送を全て網羅したことになります。これだけ依頼があるのは地理的にどこの放送局からも当院が近いからということと、もう一つ自負している理由がありますが企業秘密です。年々取材依頼日・取材日・オンエア日の間隔が短くなってきていると感じます。まだスタジオでの生出演はありませんが、Zoomでの生出演はあるかもです。