Sweet Smell 02-03月号

発熱外来

新型コロナ感染が疑われる患者さんへの対応ですが、昨年夏頃までは病院エントランスで診察していましたが、寒くなってきたのもあり令和2年11月より当院のガレージ(写真)で「発熱外来」として診療しています。

ガレージのシャッターは常に開放して代わりにビニルカーテンを新たに設営しました。加えて寒さ対策として室内に電気ヒーター2台を設置常備しましたが意外と寒くないです。

ちなみに対象となるのは濃厚接触者、咽頭痛、37℃以上の発熱、嗅覚・味覚障害、県境超えての旅行者・帰省客の方々です。当日院外での問診表や体温チェックを基に割り振りしています。またPCR検査、抗原検査は施行していませんので、必要な時は施行している診療機関を紹介しています。

先日はそのガレージ内で濾紙ディスク法による味覚検査を施行しました。静脈性嗅覚検査もその場でできますし、基準嗅力検査は病院裏口を通って当院2Fで施行可能です。当然、マスク、フェイスシールド、ヘッドライト、簡易エプロン(防護服の代わり)で診るのですが、脱着も手間がかかるし、長時間お待たせするわけにいかないので、今のところは1日数名が限度なようです。

WEB学会

昨今はZOOMなどリモートでの講演会、学会が増えてきました。

周囲の意見同様、私も時間・費用をかけずに単位が手軽にとれること、アーカイブだと一時停止してメモを取ったりして講演後のテスト解答に時間を割くことができること、WEBセミナーが増え、昼休み・平日夜などを使って知識習得の場が増えたことなどは良い点だと感じています。

逆に不満・不安な点は、発表・講演場が対面に比べると少し臨場感・緊張感に欠けるように感じること、数年後とか必要単位数が増える処置がとられるのではということ、懇親会などで直接人との会話ができないこと、そして何より県外に出かける機会がなくなったことなどです。

当院セミナーの「匂いと香りのセミナー」も肝心の「香り」がPCでは実体験できないのが致命傷なので休止が続きそうです。プライベートでは20年以上続いている、当院主催のゴルフコンペや自宅での昭和プロレス飲み会が開催できなく残念な思いです。

名刺

仕事柄、多くの機会で頂戴しています。

頂いた名刺はジャンル別に分けて全て(1人1枚)収納していますが、頻回にもらう製薬会社MRさんには時々まとめて数枚返却しています。それでも余った分は、書籍のしおり、子供の勉強時に問題・解答を隠す、算数の図形問題の教材として、週刊誌の袋とじを開ける(ハサミ、カッターよりも切れ味抜群!)、コースターとして再使用しています。中には失礼な使い方もありますが、むやみに捨てるよりもこれも一種のエコだと思っています。

私の名刺はパイナップルの香り付き(香り成分:カルボン酸エステル)です。ただ名刺の右上角がボロボロになるので、あまり人には擦ってもらいたくないです。そもそも香り付きということにどれだけの方が気づいていることやら…。