今年は立て続けに嗅覚・アロマ関係の雑誌投稿が相次ぎました。
まずアロマアドバイザーの資格をもっている縁で、NARD(アロマセラピー団体)会報誌(2ケ月に1回発刊)の今年発刊号(No.72〜74号)に"匂いと香りのセミナー報告記"として連載、執筆中です。嗅覚障害の重要性・診断・検査に加えて、セミナーの内容(本年8月現在全14回)、当院におけるアロマセラピーの具体例などをまとめています。毎回の文末には当セミナーの感想を参加者に書いてもらっています。
続いて鹿児島県医師会報です。投稿の依頼を受け、4月号に"時の話題"として、"嗅覚障害の認識をもっと高めて"と題して、エッセイ風にまとめました。当県のほとんどの医師が定期購読していることもあり、早速、内科より嗅覚障害の患者さんの紹介がありました。
そして極めつけは嗅覚の研究学術誌であるアロマリサーチに掲載されました。といっても、学術論文ではなく、エッセイなのですが…。耳鼻咽喉科の学会誌ではないので、耳鼻科医で読んでいる人は少ないだろうと、『1. 世間の耳鼻科医は嗅力をないがしろにして聴力ばかりに偏重している』、『2. 基準嗅力検査は時間がかかり、また臭すぎるので医療施設に普及しないという否定論が目につくが、その前に各施設での検査機器の手入れ・除臭対策が不充分なのでは』、などと言いたい放題な文章となってしまいました。
このホームページのエッセイ(Sweet Smell)もそうですが、定期的に文章を書くのは、最初は困難・苦痛かと思っていますが、案外そうでもなく、楽しみなのを意外に感じています。世間のブログ流行もこういう理由からでしょうか。私はとても毎日は更新できそうにありませんが…。