先日、日本アロマセラピー学会に参加してきましたのでそれについてお話します。
日本アロマセラピー学会は、アロマセラピーを医療に正しく応用する為に臨床医を中心に組織された医療従事者の全国的な学会で、1997年に発足しました。
今回は、第9回学術総会が11月に開催されました。会場は、埼玉の大宮ソニックシティビル内の会議室でした。参加者はほとんどが女性で、看護師さんや他の医療従事者の姿を多数見受けました。立ち見が出るほどの盛況で、自分は一番前の席で3時間も講演を聞きました。自分にとっては非常に珍しいこと(?)で、それだけ有意義な時間でした。
印象に残った演題と言えば、金沢医大・耳鼻咽喉科の講演でした。
CPAP(いびきの治療で使用する酸素吸入のこと)の加湿器内にラベンダーのアロマオイルを1滴加えて、睡眠導入が容易であったという報告がなされており、当院におけるネブライザー治療のヒントになりました。
市民公開講座では、料理の鉄人・愛のエプロンなどでおなじみの服部幸應先生の食育についての講演があり「最近は大学生にも食生活の指導が必要」と嘆いておられました。
展示ブースには多くのアロマセラピーに関する書籍・関連グッズの展示販売、実演コーナーが設けられていて、こちらも大盛況でした。自分も1冊ですが、臨床に即したアロマセラピーの書籍を購入しました。
最後に、やはりというべきか、会場は女性ばかり(そういう環境はまんざらでもないのですが)でしたので、もっと多くの男性の参加を望みたいと感じました。
そして、来年は自分が演壇に立とうという目標を持ちつつ会場を後にしました。