今回はこのSweet Smell(甘い香り)というタイトルにふさわしくない話題を提供します。
先日、庭で排泄物を大量にためこんだ男性に対して住民から苦情が殺到しているという事件が起こりました。新聞・TVなどで報道されこともあり、御存知の方も多くいらしたかと思います。私個人が目を引いたのは、悪臭トラブルそのものでなく、悪臭に関する迷惑行為を規制するような法律・条令が今のところ制定されていないという点でした。そのため、警察や区役所の方々もその対応に苦慮しているようです。
しかし、騒音に関しては環境基本法など早い時期に制定されていることなどから、人々の意識の中における聴覚と嗅覚の取り扱い方に、大きな差が存在することを改めて痛感しました。
通常、悪臭は嫌なもので出来るだけ嗅ぎたくありませんが、時には日常生活において重要かつ必要だということもあるのです。
例えば保母・介護ヘルパー・看護師にとっては、排泄物の悪臭が乳児・高齢者のおむつ交換のために必要です。
よって、ある程度の嗅力レベルは必須であり、普段から嗅力低下のチェックを心がけてほしいものです。