第71回 平成30年1月27日(土) 16:10〜18:10
キッズセミナー part8(参加者14名)


■■ 1) 院長先生のお話 においの重要性、においが大切な仕事について ■■

質問においが判らないとどういうことが困るか考えてみましょう。

火事の煙や、料理を焦がしてしまったにおいが判らないと大変な事になります。あと腐りかけの生鮮食品などは見た目には判断しづらいので正常な嗅覚を要します。においが大切な仕事には調理師、ソムリエ、アロマセラピスト、看護師・介護士(オムツの臭い)などが挙げられます。

■■ 2) 何のにおいか判るかな?(スティック型嗅覚検査) ■■

質問できるだけ自分の言葉で表現してみましょう。

「メンソール」、「炒めたニンニク」、「練乳」の3問でした。練乳はミルク、メープルシロップ、ホットケーキなど殆ど正解な意見続出でしたが、“練乳”というワードは出てきませんでした。

■■ 3) 自分の鼻の中をのぞいてみよう ■■

質問においを感じる部分の嗅裂部を確認しよう。

鼻腔用内視鏡で自分の嗅裂部を観察してもらいました。内視鏡よりも小児用ファイバーの方が子供には挿入しやすいので、次回試してみようと思います。

■■ 4) 母と子のアロマクラフト作り ■■

▼金田洋子先生

金田洋子先生

▼セミナー講座風景

セミナー講座風景

金田洋子先生のもとアロマ手ごね石鹸を作りました。手順は最初にあらかじめA〜Hの8本のボトルの香り(それぞれブレンドされた精油入り)を嗅いで、自分の好きな順に並べ替えていきます。

▼サードメディスン・チェックシート

サードメディスン・チェックシート

その結果をチャート化したグラフ(イオンマトリックス図)が現在の自分の心と体の状態を表しており、どんな体質かを分析することができます。すなわちより“正方形”に近いグラフが心と体が安定していることになるのですが、私のグラフからは物事に活動的だが他人の意見を聞かない部分があると的確に(?)指摘されました。

▼アロマ手ごね石鹸

アロマ手ごね石鹸

そして少ない数値のブロックに属する精油3種類から好みの精油を選択して計5滴を石鹸に加えれば完成です。

■■ 5) ハーブティー ■■

上記と同様に数値の少なかったブロックに属するハーブティーを各々飲んでもらいました。私は「ローズラズベリー」でした。つまり今回はハーブティーを4種類準備したことになります。最後に家族ごとに本日の感想を述べてもらって終了としました。

金田先生がインストラクターを務める一般社団法人サードメディスン・プロジェクトとは嗅覚からの大脳の反応を統計化し、特性論、類型論の両面から導き出される新しい概念の体質分析法とのことですが、詳細なメカニズムの把握は難しそうです。次回のキッズセミナーは7月頃に第9弾を開催予定です。