第65回 平成29年1月28日(土) 16:00〜17:50
キッズセミナー part6(参加者18名)
「味が判らなくなる」「臭いにおいに気づかず、オムツ交換が滞る」などの点より、調理師、ソムリエ、介護士、保母さんなどは特に嗅覚が重要な仕事と言えます。
▼何のにおいか判るかな?
「メンソール」を四者択一で答えてもらった後、残り2問は官能表現としました。「炒めたニンニク」はチーズ、靴下、くさい、土、溶岩、クレヨン、ろう、ビニール、酸化した油、汚れたお皿、汚れた壁、遺跡など、「香水」にはアロマ、ティートリー、ローズウッド、木、ひのき、石鹸などの答えが挙がりました。
今回もひとつのにおいに対して様々な意見がでました。子供の感受性・表現力は大人以上のものがあると毎回感じます。においの経験が少ないのに不思議です。
▼自分の鼻の中をのぞいてみよう
鼻腔用内視鏡で参加者全員に自分の嗅裂部を観察してもらいました。長く細い手術用針状鏡の方が適していると思い使用しましたが、奥が狭い子供の鼻では把持しづらく、今まで通り外来診療用が使いやすいと思いました。
▼入浴発泡剤作り
黒木靖子先生(コルテーヌ)の指導のもと、発泡入浴剤を作成しました。重曹30g、 クエン酸10gにイランイラン、ゼラニウムなどお好みの精油を計5滴加えて完成です。オレンジ、レモン、ベルガモットは皮膚に良くないとのことで控えました。子供達は興味津々でテキパキと作業を進めていきます。既製品に比べて手作り品は使用期限が約2週間と短いのですが、致し方ないところです。
イングリッシュエルダーフラワー(ハーブコーディアル)を飲みながら、家族ごとの 自己紹介と本日の感想を述べてもらいました。
今回は小さな子供、男の子が多かったためか少し集中力が散漫になる時間帯もありました。2時間は子供には長いので1時間30分くらいがいいのかもしれません。
次回のキッズセミナーは本年7月頃に第7弾を開催予定です。