■■ 第14回日本アロマセラピー学会 (H23/11月東京) ■■
参加報告:当院院長
- アロマセラピーに関する意識・実態調査
- 柴山 希 (横浜総合病院助産師)
- 職員509名中、66%に関心があり、そのうち33%が臨床活用したい、20%が活用したいができないと感じている
(理由として、知識・技術不足、物品・提供する時間の不足など)。
→セミナー参加者の従事する病院は軒並みアロマに対する環境は良好とのことでした。
- 病棟におけるアロマセラピー(芳香浴)実施上の問題点
- 黒飛 浩二 (中村病院リハビリ科)
- 病室での散布器にてレモン+ローズマリーカンファ、ラベンダー+オレンジスイートを各々(a)空調の真下、(b)部屋の四隅、(c)各患者の真上にて7名に1日2回3日間施行した。
(a)・(b)は共に少し感じる3名、感じない4名だったのに対し、(c)は適度6名、少し感じる1名との結果であった。
→当院待合室も広すぎて(?)、適度な濃度の芳香散布には苦労しています。
- 震災ボランティア
- 小山 めぐみ (朱クリニック)
- 福島県楢葉町イベントにて避難所生活者・風評被害者20代〜80代の25名にヘッド・ハンド・フットトリートメントを座位と臥位にて20分実施した。肩こり・腰痛が多かった。
→鹿児島からは遠方のためか震災ボランティアに参加したことがある方はいませんでした。
■■ 第14回日本アロマセラピー学会 (H23/11月東京) ■■
参加報告:レイライン代表 川畑 真希子先生
- 痛みのメカニズムと緩和医療
- 鈴木 勉 (星薬科大学薬品毒性学教室)
- がんの痛みは(1)がん自体が原因、(2)がんに関連した痛み、(3)がん治療に関連した痛み、(4)併発したがん以外の疾患による痛みに大別できる。
- アロマセラピーと緩和ケア
- 所沢 いづみ (メディカルアロマ&リフレ TORI)
- 患者が最も楽な体位で施術することが大切で、患者さんの「なんとかなります」との答えは我慢している証拠との認識が大切。
この後、野球部の高校生を対象にスポーツアロママッサージを実践頂きました。使用した精油はローズマリー、ジュニパー、レモングラス、ウィンターグリーンで、キャリアオイルはスイートアーモンドオイルでした。
高校生がモデルのため、通常行っているリアルな施術を間近で見ることができ、臨場感あふれる雰囲気に少し圧倒されました。
■■ お茶提供と参加者自己紹介 ■■
鹿児島県立短期大学助教:木下 朋美先生
べにふうきは主要成分のメチル化カテキンが花粉症に適していると最近評判のお茶です。