当院ではモニターを使用して、ご自身または付き添いの方にも患部 (耳・鼻・喉)を見ていただきながら説明を行うことにより、“納得・安心できる診療” を心がけています。

   特に以下の点に注意して診療しています。
 み  み
   ■ 耳 垢
   耳垢で「聞こえない」「耳の中でコトコト音がする」 「耳閉塞感」などの症状が出ることがあります。 外耳道が狭い方は、3〜6ヶ月に1回のペースでの受診をお勧めしています。 乳幼児の耳垢除去も行っております。



   ■ 外 耳 炎
   耳かきのしすぎなどで外耳に炎症がおきると「痒み」 「痛み」が生じます。進行すると炎症が鼓膜に達し急性鼓膜炎になることがありますので、 耳かきは無理に行わないで下さい。

   ■ 神 経 性 難 聴
   毎月、第2・4水曜午後に補聴器相談(要予約)を設けています。 「補聴器の購入を考えている」「補聴器の具合が悪い」とお困りの方はご相談下さい。

必ずしも購入の必要はありませんのでお気軽にどうぞ。


   ■ 急 性 中 耳 炎
   子供に多く見られるのが、急性中耳炎です。高熱が出て、 耳を痛がる時は診察をお勧めします。治療は抗生剤の点耳液や内服・鼓膜切開などを行います。

   ■ 滲 出 性 中 耳 炎
   子供の他、老人にも多く見られるのが滲出性中耳炎です。 症状は、耳閉塞感(耳が詰まった感じ)が続くのが特徴です。 治療は、通気療法・鼓膜切開・鼓膜チューブ挿入術などです。

   ■ 慢 性 中 耳 炎
   長期にわたる中耳炎で、鼓膜穿孔(穴が開いた状態)を起こし、 耳漏(耳だれ)が続くことがあります。その場合は、耳洗浄や点耳・耳浴指導を行っています。

 は  な
   ■ 鼻 ア レ ル ギ ー
   鼻アレルギーは、花粉・ハウスダスト・寒暖の差が原因となり、 くしゃみ・鼻水・鼻づまり、悪化すると嗅覚障害・集中力低下などの症状が起こります。

下鼻甲介焼灼術は、鼻粘膜を高周波で焼灼し原因物質の吸収を抑え、妊娠・授乳中でお薬を飲めない方や、 内服で効果の無い方、頻回な受診が困難な方などに有用です。


   ■ 慢 性 副 鼻 腔 炎
   症状は、膿性鼻汁(青ばな)・臭み・頬の痛み・頭痛などです。

治療は、抗生剤の使用と排膿が中心です。
乳幼児は鼻汁がのどに落ちて、咳・痰の原因となることがあります。

ガラス管での吸引だけでは不十分なので、 吸引嘴管 (細い金属の管) で頑張りましょう。


 の  ど
   ■ 味 覚 障 害
   味覚検査(濾紙ディスク法)で客観的な味覚状態を知ることが出来ます。

味覚低下は、多種薬剤の内服や偏食による亜鉛の低下、感冒などで発症します。


 
   電気味覚検査は、電気味覚計により微量電流を流して金属味の閾値を測定します。

   ■ 睡眠時無呼吸症候群
   症状は、大きないびき、睡眠中に呼吸が止まる、日中の強い眠気、 居眠り運転、集中力の低下などです。

心配な方は、いびきの検査(アプノモニター検査)を受けることをお勧めします。

要予約です。


   ■ 喉 頭 癌
   高齢男性で、嗄声(声がれ)や嚥下困難(飲み込みが悪いこと) のある方は、腫瘍の可能性があり診察が必要です。
過度の喫煙や飲酒が発症に関与すると言われています。

   ■ 喉 頭 異 物
   鉗子付きファイバー治療で 魚骨を中心とした喉頭異物除去を行っています。

   ■ 乳児の喉頭疾患
   仮性クループや喉頭軟化症・後鼻腔閉鎖症の診断は、 乳幼児(細径)ファイバーを使用して行うため、 ご家族の方にも患部をモニターで見ていただくことが出来ます。
生後1ヶ月の乳幼児より検査は可能です。

   め  ま  い
   ■ 良性発作性頭位眩暈 (げんうん)症 ・ メ ニ エ ー ル 病
   めまいが強いと眼振(目の揺れ)がおこります。

CCD内臓赤外線カメラを用いて眼振の有無を確認します。
検査終了後、モニターにて自分で眼振の有無を確認することが出来ます。
   あ  ご
   ■ 顎 関 節 症
   虫歯・義歯による咬合不整(かみ合わせの異常)などの原因で 顎の付け根の痛みや開口時の異常音「コツコツ」が生じます。

若い女性はストレスから生じるとも言われています。
   く  び
   ■ 甲 状 腺 腫 瘍
   甲状腺疾患は、中高年の女性に多いのが特徴です。

超音波検査(頚部エコー検査)は痛みが無く短時間で腫瘍の有無や性状・大きさを検査できます。